木製家具などの大きなごみは、だいたいどこの自治体でも「粗大ごみ」や「大型ごみ」として処分できます。しかし、その分類については自治体により異なるので、実際に処分する場合は事前に自治体のホームページなどで確認しておくことが重要です。
この記事では長崎市で粗大ごみを処分する方法を紹介しています。市民の皆様の参考になれば幸いです。
長崎市の「粗大ごみ」とはどんなごみ?
長崎市は粗大ごみを以下のように説明しています。
「粗大ごみとは各家庭から排出されるごみのなかで、長崎市が指定する家庭用のごみ袋に入らない家電製品や家具類、自転車などの大型のごみ」
このように、長崎市では「ごみ袋に入るか入らないか」を基準に粗大ごみを定義しているようですが、例外もあります。ごみ袋に入っても、収集車が処理できない硬い物(たとえば、ミシン)は粗大ごみに該当します。
また、リサイクル対象の家電製品(テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機)は粗大ごみではありません。これらは法律に基づく方法で正しく処分してください。下記を参考に
参考:長崎市で洗濯機を処分する方法を不用品回収業者がわかりやすく紹介
参考:長崎市で冷蔵庫を処分する方法をわかりやすく不用品回収業者が紹介
参考:長崎市でテレビを処分する方法をわかりやすく回収業者が紹介
長崎市のサービスで粗大ごみを処分する方法
長崎市のサービスを利用して粗大ごみを処分する場合、自分でごみ処理場に搬入するか、市が委託する業者に戸別収集を依頼します。
自分でごみ処理場に搬入する
長崎市内で発生した粗大ごみに該当するごみを、ごみ処理場に自己搬入して処分する方法です。長崎市では、ほかの多くの自治体のように予約なしでごみを処理場に搬入することはできません。以下の手順を踏む必要があります。
ごみ処理場に粗大ごみを持ち込むためには搬入の許可を受けなければなりません。市役所か地域センターにある担当窓口にて、「一般廃棄物処理申請書」を記入・提出して「一般廃棄物搬入券」を入手してください。
一般廃棄物搬入券の期限内(交付から1ヶ月)に、粗大ごみをごみ処理場に搬入します。
・東工場(燃やせる粗大ごみ)
住所:長崎市戸石町34-2 電話:095-830-2040
・西工場(燃やせる粗大ごみ)
住所:長崎市神ノ島3丁目526-23 電話:095-894-5230
※どちらの施設も祝日を含む月~金曜日の8~17時まで開場
・三京クリーンランド(燃やせない粗大ごみ)
住所:長崎市三京町43-4 電話:095-850-3326
※祝日を含む月~土曜日の9~17時に開場
市が委託する業者に戸別収集を依頼
市が委託している民間業者に戸別収集を依頼して粗大ごみに該当するごみを処分することが可能です。依頼先はお住まいのエリアにより異なります。
エリア | 電話番号 |
下記を除くすべてのエリア | 095-844-4599 |
香焼地区 | 095-850-2270 |
伊王島地区 | 095-848-9645 |
高島地区 | 095-848-9645 |
野母崎地区 | 095-834-8200 |
外海地区 | 0959-24-0144 |
池島地区 | 080-4942-6634 |
三和地区 | 095-892-2350 |
琴海地区 | 095-885-2035 |
お住まいのエリアを担当する窓口に電話をして粗大ごみの回収を依頼してください。回収を予約後、回収日までに手数料相当の「粗大ごみ処理ステッカー」を金融機関で購入します。その後、処分する粗大ごみにステッカーを貼り、回収日に家の前などの回収場所に出しておきましょう。
なお、戸別収集はごみの重量に制限があります。60kg以上ある場合は戸別収集を依頼できないので注意が必要です。また、硬すぎる物は収集を断られることもあるようです。
長崎市で不用品回収業者を利用して粗大ごみを処分
長崎市民の皆様は、不用品回収業者を利用して粗大ごみに該当するごみを処分できます。長崎市の粗大ごみ戸別収集は制約がやや多いので、不用品回収業者も有力な選択肢になるでしょう。
物量が多いときはベストな選択肢
とくに物量が多いとき、不用品回収業者はベストな選択肢です。粗大ごみに該当するごみが複数ある場合、また、粗大ごみといっしょにまとまった数量の不用品を処分する場合、不用品回収業者を利用すると処分費用を節約できる可能性があります。
市の委託業者が対応できない場合でも対応可能
不用品回収業者は、たとえば、ミシンや金庫など、市の委託業者が回収できないごみでも回収してくれます。
迅速に処分したいときも不用品回収業者
市の委託業者に戸別収集を依頼する場合、申込から収集までにある程度の時間(数日から数週間)がかかります。急いでいるときにこれでは利用できません。
そんなときは不用品回収業者を利用しましょう。不用品回収業者なら、申込当日の見積もりや回収作業にも対応してくれます。
売れそうな不用品があるなら不用品回収業者
粗大ごみやいっしょに処分する不用品のなかには、中古品として需要がある物が含まれているかもしれません。不用品回収業者はこうした物品を買い取ってくれます。このような不用品が複数あれば、処分費用の節約にもつながります。
【もったいない】長崎市は不用品のリユースを推奨
長崎市はSDGsの観点から不用品のリユースを推奨しています。多くの自治体が民間企業と提携して不用品のリユースを推し進めていますが、長崎市も同様に「ジモティー」と協力。市民のリユース活動を促進しています。
まとめ
長崎市では、市のサービス(ごみ処理場への持込と戸別収集)を利用して粗大ごみを処分できますが、やや制約が多いため、利用しにくい、または利用できない場合は不用品回収業者を利用しましょう。不用品回収業者は市が回収しないごみでも回収可能なほか、即日の回収や不用品の買取など、ユーザーの幅広いニーズに応えることが可能です。